日進市の市民活動支援センター、国際交流・大学交流・市民交流の拠点施設

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にぎわいNEWS きっかけはここに!

 

 『にぎわいNEWS vol.13』 もうご覧いただけたでしょうか?
よろしければ、ぜひご覧ください↓
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特集「楽しくなければわいフェスじゃない!聞いちゃいます わいフェスの魅力!」で愛知学院大学のボランティアセンターに取材協力していただきました。にぎわいNEWSには紙面の都合上、ほんの一部しか載せれなかったので、そのインタビューの全貌をここでご紹介させていただきます。

お話をうかがったのは、愛知学院大学ボランティアセンター(日進キャンパス)前部長でわいわいフェスティバルで学生ボランティアリーダーをしている松島昂平さんと実行委員の脇帆海さんのお二人です。

 

◆インタビュー◆

 

 Q:活動のきっかけは何ですか?

松島:きっかけとなったのは東日本大震災です。高校受験を終えたばかりの15歳でした。当時は買い物の際にレジにおいてある募金箱に募金したり、節電をしたりしました。その時にできることをやっていました。
テレビや新聞ではなく、実際に自分の目で被災地を見て、もっと自分にできることを見つけたいという思いがずっとありました。大学に入り、大学のボランティアセンター(以降ボラセン)が東日本大震災をきっかけに発足し、復興支援の活動をしていることを知りボラセンに入部しました。


脇:
高校の時は部活一筋で、大学に入ったら今までやったことがないことをやってみたい、やろうと思いました。それまでボランティア活動はやったことがなかったので、ボラセンへの入部を決めました。

 

Q:活動を始めて自分自身どうかわりましたか?

松島:色々考えるようになりました。どうやったらボランティアに興味を持ってもらえるかも考えるようになりました。
大学に入ってからの一つの目標だった、一度は東日本大震災の被災地の現状を自分の目で見てみたいという目標は、入部してすぐに東北へ行く機会に恵まれ、達成できました。その時にできることを継続していくことが大事だとわかりました。その後もずっと、募金活動や現地でのボランティアなど復興支援の活動は続けています。
その他にも、大学で福祉について学ぶ中で、特に子供の貧困や子供の福祉に興味を持つようになりました。いきいき塾NPO絆さんが行っている「日進子ども食堂」の活動にも参加させてもらっています。現代の子供の貧困は、お金ではなく人との繋がりの貧困が多いように感じています。


脇:
色んなことに積極的になりました。そして物事を良く考えるようになりました。わいわいフェスティバルの実行委員も、昨年に引き続き、市の募集を見て自ら応募しました。ボラセンで色々なボランティア活動に参加していますが、お祭りの実行委員はやったことがなかったし、やってみたいと思いました。
今年のゴールデンウイークにはボラセンのメンバー9人で岩泉に行き、空き家の泥かきなどを行ってきました。最近はあまり報道されなくなりましたが、復興は進んでいるとは言え、まだまだ被災当時の姿のままの所も多く、ボランティアの人手も足りていないのが現状です。これからも私にできることを続けていきたいと思っています。

 

Q:今回のわいわいフェスティバルではどんな役割ですか?

松島:学生ボランティアリーダーとして、取りまとめ役をしています。人を集めることは大変です。できるだけその人の性格に合わせて、希望にそって振り分けをすることがとても難しいと感じています。
市民活動祭の時から参加させていただいていますが、当日の受付や景品引き換えの仕事の他にも、ブースを盛り上げていくような仕事もできればと思っています。
運営として関われば、市内で市民活動している団体の方たちと交流ができ、私たちの活動の幅も広がります。
ボランティアで参加した学生が、わいわいフェスティバルをきっかけに、その後、個々が興味を持って次につながっていってくれればと願います。


脇:
私は実行委員として実行委員会の会議に参加して、進捗情報を学生に報告したりしています。学生企画の仕事もしています。
学生企画では、牛乳パックを使った小物入れ作りをしようと思っています。リサイクルすれば資源ですが、一工夫すれば生活に役立つものができます。牛乳パックはボラセンの部員に募って50パック集める予定です。飾りは家で余っているものを利用して、できるだけお金をかけないでやれるようにしています。小さい子供でも参加できるように牛乳パックはこちらでカットし、当日デコレーションしてもらおうと考えています。牛乳パックはかなり集まっていて、今は講義の空きコマなどを利用してカットしている状況です。当日、たくさんの方に参加してもらえると嬉しいです。

 

Q:これからどんなことをやっていきたいですか?

松島:ボランティアセンターとしての役割を果たせるようにしたいです。大学は日進にあるのに、残念ながら市内の市民活動している団体さんとあまり交流ができていないのが現状です。
わいわいフェスティバルをきっかけに、色んなジャンルで活動している団体さんとつながりをもち、ボランティアのジャンルを増やしていきたいと思います。そうすることはボランティアしたいと来てくれる学生のためにもなります。
今までに学生団体との交流はありましたが、県内のボランティアセンターとの交流はないので、今後、交流を持っていければと思います。最近は、ボランティアにいかに来てもらえるかをよく考えます。ただボランティアをしてOKではなく、もっと深くにはどんな問題があって、どんな風に自分や周りの人間がアプローチすれば、人が来てもらえて、つながっていくかを考えながら活動を続けていきたいです。

 

◆岩泉ボランティアレポート◆

岩泉町は、岩手県の中央部から東部に位置する本州で最も面積が広い町です。
水の透明度が高いことで有名な龍泉洞があり、町の中心地区の水道水は龍泉洞の水が使われています。湧き水も多く「森と水のシンフォニー」の町と称されています。
この森と水の町は、東日本大震災で津波の被害を受け、沿岸部の住宅約9割が損壊したそうです。
まだ、震災の痕跡が残る中、昨年の8月、台風10号で町中を流れる小本川の上流部で大きな被害が出ました。
愛知学院大学のボラセンでは、被害直後に、岩泉にボランティアに行き、その後も継続してボランティア活動が行われています。
この活動は「岩泉ボランティア企画」と言い、今年のゴールデンウイークには3度目となるボランティア活動が行われました。
そのレポートを脇さんにしていただきます。

 
  

私は岩泉ボランティアに参加したのは今回が初めてで、ボラセンメンバー9人で参加しました。
台風の被害に遭ったのは昨年8月なのにガードレールが歪んで川の方向へ伸びていたり、空き家床下一面に泥が詰まっていたりとまだまだ完全には復旧していないのだと驚きました。
最初に復旧させなければいけないのは道路や人が住んでいる民家だと思います。
社協に行き、そこの職員さんにボランティア先まで案内してもらいました。私達の他にもボランティアの方がいましたが、年配の方々でした。
私達は空き家の床下の泥だしなどをしました。その方々は別の場所で家財道具の運搬をしたそうです。
床下の泥だしはひたすらスコップで泥を掘り出して、猫車に泥をのせて指定された場所に運ぶことを繰り返しました。その他、床の砂掃きや壁のカビ取りなどもしました。
ボランティア先の空き家の所有者の方が「若い手が足りていない」とおっしゃっていました。だんだんボランティアが少なくなっているのと、都会に働きに出た若い人が戻ってこないのだと思います。
なので余計に岩泉ボランティアをしたい、しなければいけないという気持ちになりました。
そのときはまだ肉体系のボランティアが残っている状況でしたし、他のボランティアでも「大学生がいると活気が出る」と度々耳にしたからということもあります。
これからは肉体系のボランティアではなくて、心の面をサポートするボランティア(辛さを紛れさせるようにお茶会を開き、雑談をするなど)に切り替わっていくそうです。
今はもう切り替わっているかもしれません。日本はボランティア=肉体系だという考えが根強く、心の面をサポートするソフト面のボランティアが余り行われていないと聞きました。
今回の岩泉ボランティアは岩泉の姿を知るだけではなく、被災地の実状、内情やボランティアをする意味など多くのことを知ることができました。
次もまたボランティアに行きたい、行かなくてはならないと痛感しました。

現在、販売は休止されているそうですが、最近までコンビニで岩泉町のヨーグルトを再現したキットカットが売られていました。一袋につき10円が被災地に寄付されるというもので、気軽にできるおいしいボランティアとしてボラセンでも宣伝していました。岩泉ヨーグルトは10月に再販されるそうです。
また、11月3日と4日の学祭で、日進キャンパスにて岩泉町の水やコーヒー、サイダーなどを販売し利益分を被災地に送ろうと計画しています。
皆さん、ぜひ愛学祭にお越しください。(執筆:脇帆海)

「岩泉ボランティア企画」の記事はこちらもご覧ください↓

https://m.facebook.com/avciwaizumiproject.k/

 

◆編集後記◆

愛知学院大学のボラセンメンバーは、定期的に大学付近を中心に市内の清掃を行ってくれています。「AGU」のロゴが入った赤いウエアを着た学生が清掃活動を行なっていたら、「いつもありがとう」と声をかけてみてください。
今回のインタビューを通して、彼らの純粋でひたむきな思いを感じました。様々なボランティアを経験し、自分にできることをやっていこうという強い志を持った若者のこれからが楽しみです(石原)。

 

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