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子育てに向き合ってみつけた私の答え

 

 『にぎわいNEWS vol.15』 特集『食育し隊「おむすび」』(以下『おむすび』)と『にっしん地域猫の会』(以下『地域猫の会』)代表の伊藤日奈子さんのインタビュー「子育てに向き合って見つけた私の答え」はいかがでしたでしょうか?
 管理栄養士として働き、二人の子どもの子育てをしながら『おむすび』と『地域猫の会』の代表を務める伊藤さんが、どうして分野の異なる二つの市民活動団体に関わることになったのか、仕事と家庭と市民活動をどのようにして並立させているのか、こちらからご覧頂けます↓ 是非ぜひご覧ください。活動のきっかけに感動して涙してしまうかも・・・・・・

 

http://shimin-kouryu.net/about/nigiwainews/

 

 

■食育の活動は子育ての延長にあった

 子どもが幼稚園に通い始めた頃、大学時代の同級生と「子どもにも調理させたいね。じゃあどこか調理室借りてみんなでやろうか。そのためには団体を作った方が何かと都合がいいよね」と「食育し隊『おむすび』」(以下『おむすび』)を立ち上げました。
 「大学で栄養学の勉強をしてきたけれど、実際に子育てしてみると離乳食がこんなにもわからないものか、勉強した自分たちでさえわからないのだから、 きっと周りのお母さんたちはもっと困っているだろうという思いもありました」
 ちょうど食育ブームの時期ということもあり、募集すると食育クッキングはすぐにいっぱいになるほど盛況でした。 夫と子どもも一緒に食育クッキングに参加して、 活動は子育ての延長上にありました。

 

 『おむすび』は活動を始めて 12 年。 定期的に食育クッキングと離乳食講座などを行なっています。 食育クッキングでは年齢に応じたコースがあり、 親子で楽しみながら食にふれる体験ができるし、 離乳食講座では半分を質疑応答にして、 お母さんたちの疑問や不安を取り除けるようにしています。

 

 

 「『おむすび』 は、 子どもの身体を大事に考えているお母さんたちに寄り添って活動したいと思っています。 管理栄養士だからこの活動をやっているというよりは、 子育てしているからやっている活動なんです」

 

 

■地域猫活動のきっかけは「答えがわからなかった」こと

 ある朝伊藤さんがゴミ捨てに行くと、 ダンボールに 5 匹の仔猫が捨てられていました。
 「ドラマみたいでしょう? その時、 子どもも一緒でした。 子どもはこの私の背中を見て育つ。 こんな時どうすればいいのか、 どうすべきか答えがわからないまま拾って帰りました」
 真夏でこのままほっとけば死んでしまう……と拾った仔猫は、子どもと一緒に世話をした甲斐もあり元気になりました。
 「ウサギを飼い始めたばかりで家では飼えないから、 猫の里親を探すことにしました。 でもどうやったらいいかわからなくて、 情報を集めていたら、 譲渡会があることがわかったんです」
 そして参加した名古屋市内の譲渡会で、 日進にも地域猫活動をしている人がいることを知りました。 その方から、 行政と話したりするためにも団体にした方がいいというアドバイスを受け、 2014 年に『にっしん地域猫の会』を作りました。
 「もともと動物は好きでしたし、 流れに身を任せました」 と話す伊藤さんは、 なんと猫アレルギー。「 疲れていたりすると症状が出たりしますが、薬でコントロールしながらうまくやっています」
 地域猫活動とは飼い主のいない猫と人が共生できるように、 地域の方が中心となり、 行政やボランティアと協力しながら猫の世話をするもの。 この活動によって次第に猫の数は減り、 ゴミをあさらなくなるし、 トイレも決められた場所でするようになります。
 地域猫活動は、 地域の全ての方に理解してもらうことが難しく、話を聞いてもらっても反対の声が上がって振り出しに戻ることも少なくありません。 それでも活動を続けるうちに少しずつ変わってきているそうです。
 ある時、大勢の猫に餌やりをしている方のお隣さんから「 仔猫を譲渡会につなげようと頑張っているから助けてあげて」 と相談がありました。 捕獲を手伝い、 ほとんどの猫の去勢手術をし、 自治会長さんにも話しに行きました。
 「会長さんから『 良くやってくれているね。 あの人がいなかったら野良猫がゴミをあさり、 どんどん増えて大変なことになっていた』と言ってもらえたことは進歩で、 励みにもなりました」
 最近は、 猫が苦手でも活動に参加する人も増えています。「 活動を知ってもらい、 地域猫にしていくという同じ意識をもってもらうことが大事。 そのためにもシンポジウムを各地で開きたいと思っています。 捨て猫を前にどうすべきかわからなかった答えに今は、『 日進には譲渡会がある、 地域猫活動がある』 と言えます」

 

 

 

■やりたいことをまず始めてみる

 子育ての延長で始まった食育の活動は、 クリニックでの離乳食講座や介護予防講座などの仕事につながっているといいます。
 「これからの課題は今の活動を次世代につなげていくことです。ボランティアや市民活動は長く続けていくことが大事だと思います。そのためには無理をしないこと。 きっかけは生活に密着した些細なことだったりします。 やりたいと思ったことを始めてみたら案外
みんなが協力してくれて、 仲間がたくさん集まったりするものです。本当にやりたいことと突き詰めるとなかなか始められないから、とりあえずやってみたら見えてくるものがあると思います」

 

 


 

 

にぎわいNEWSを制作するにあたり、伊藤さんにはたくさんのお話を聞かせていただきました。ここでは管理栄養士の資格を持つ伊藤さんが考える食育や気になる食育クッキングの中身、9匹の猫を飼いながら趣味を楽しむヒントなど、にぎわいNEWSでは誌面の都合上載せきれなかったお話をお伝えします。

 

 

Q.伊藤さんにとって食育とは何?
 子どもだったらとにかく食べるのが好きな子どもに育てること、大人だったら食べることが楽しいと言って暮らすこと・・・・・・かな。身体にいい食材を知っていることは食事を楽しむ上で必要なことだと思います。でも健康ばかりにこだわりすぎると食事が楽しくなくなるので、いいものを知った上で食を楽しんでほしいです。

 

 

Q.『おむすび』の食育クッキングではどんなことをしているの?
 素材のテーマを決めて、それについて実験したり、体験したりできるようにしています。この前は味覚についてでした。「酸っぱい」をテーマにして酸っぱいものを食べてみて、そこに砂糖を入れたらどうなるとか、酢を入れたらどうなるとか。料理も毎回、4品は作っています。ご飯もお鍋で炊いています。お米も籾付きのお米を見せて籾を取ったり、精米はできないのでそこは精米後のものを見せて、お米はこうやって調理までの工程があるんだよと教えたりしています。実際に目にするほうがわかりやすいし、興味が持てますよね。
 『おむすび』は自分たちが子育てしていた時に困っていたことを「いいよ大丈夫だよ」と言ってあげられるようにしたいと思って活動しています。

 

 

Q.『おむすび』の活動でのエピソードを教えて
 食育クッキングに通い「野菜が食べれるようになったよ」と聞くと嬉しいですね。離乳食講座はキャンセル待ちが出るほどで、インターネットが普及して色んな情報を得ることができても、それだけ子育てに不安を抱えているお母さんが多いのだと思います。
 世間を騒がせた米粉事件後、こんな相談を受けました。「子どもが口にするものにとても敏感になっていたのでしょ うね。お母さんが気にしていたら子供が食べる前に必ず「これ食べられ る?」と聞くようになってしまってどうすればいいいだろう」と。
 「大丈夫だよ安心して食べられるよと言ってあげて。安心して食べられるってことを積み重ねて行ってね」。この時、子ども自身も食べることは命を脅かすことで、安心して食べられること がとても大事だと強く感じました。 

 

 

Q9匹の猫を飼っている伊藤さん、留守にする時はどうするの?
 「動物を飼うと旅行とか行けないでしょ?」とよく言われるんですけど、うちは旅行が好きなのでよく旅行します。旅行中はペットシッターさんに家に来ていただいて、お世話してもらっています。餌と水やりと猫たちのトイレの掃除をしてくれて、猫たちの様子を写メって送ってくれます。猫たちの写真の表情がリラックスしているのでとても安心できます。
 私といる時よりもいい表情してるんじゃないの?といじけてしまいそうになるほど、リラックスしたいい表情をしているので旅先でも安心しています。 

 

 

Q.仕事・家庭・活動の並立はどうやっているんですか?
 並立できているのかな?並立しなきゃという気持ちは特になかったですね。『おむすび』の活動は自分たちでペースが作れました。まず自分たちの子育てが一番で、子どもが小さい時は夫も一緒に「食育クッキング」に来て、夫が子供と一緒にクッキングして、私たちは講師をするとか。子育ての延長上に活動がありました。
 『地域猫の会』の活動は、その都度違っていて、忙しくなったりしますが、子育てしている中で、無理なくできる活動をしています。
 夫は協力的ですし。私はもともと飛び跳ねているタイプで。それを承知で結婚したからじっとしていないよねみたいなそんな感じで、心配はしているよですが、私の活動に対して理解を示してくれています。
 

 

■編集後記■
 インタビューを終えて『おむすび』のクッキングや離乳食講座が人気の理由がわかったような気がします。懸命に子育てをしている人たちに「大丈夫だよ」と寄り添って活動したいという信念と一人ひとりの不安の声に真剣に耳を傾けているからだと思います。ネットで検索すればすぐに情報が得られる時代であっても、人の生の声が一番安心して頑張る力になるのかもしれません。
 捨て猫を前に「この私の背中を見て子どもは育つ。こんな時どうすればいいんだろう?」と戸惑いながらも拾って帰り子どもと一緒にお世話した話は、同じ子育てをしている親として感銘を受けました。そして自分の子育てを顧みる(いや・・・こちらの省みるが当てはまるかも・・・)いい機会にもなりました。
 今の時代に、女性らしいとか男性らしいの言葉を使ってはタブーなのでしょうが、どちらも備えた、凛とした中にも優しさを感じるとても素敵な方でした。お忙しい中ご協力いただき本当にありがとうございました(石原)。

 

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