『にぎわいNEWS vol.14』 ご覧いただけたでしょうか?
特集「日進絆子ども食堂」実行委員長の樽見千春さんのインタビュー「私一人ではできないから一緒に子育てしてもらっている」では、たくさんのお話をおうかがいさせていただきました。にぎわいNEWSでは載せきれなかったお話をご紹介します。
『にぎわいNEWS vol.14』 はこちらから↓是非ご覧ください。
http://shimin-kouryu.net/about/nigiwainews/
Q 多忙な樽見さん、現在の活動の状況を教えて?
はじめは「クラフト会議」という団体を立ち上げて、ペーパークラフトを通して子育て中のお母さんに自分の時間を楽しんでもらえるようにメンバー3人で市内のイベントなどに出て活動していました。現在は活動を休止しています。3人それぞれに子供がいてそれぞれの子どもの年齢や学年で生活の状況やその時期に思うこと、生き方などが変わっていくので、それにみあった活動ができればと思っています。
今は、NPO絆のワンデイシェフ「キッチン絆」「日進絆子ども食堂」「愛知発酵と農の文化研究会」の3団体に籍を置いています。
ワンデイシェフ「キッチン絆」はその時々のシフト状況にもよりますが、だいたい月に1回~2回くらいです。そのシフトに入る日のメニューを考えるのは私の仕事です。
「日進絆子ども食堂」の準備は、メニュー決め、スタッフのシフト調整、食券作り、買い出し、食材のチェック、子どもたちとの遊びの時間のボランティアに来てくださる大学生の皆さんやボードゲームなどでサポートしてくれているファミボド日進さんとの打ち合わせと調整などを行っています。食材の寄付があれば頂きに行ったりもします。その他にもブログ、ツイッターやフェイスブックのアップも行っています。
「愛知発酵と農の文化研究会」は、蟹甲町に店舗のある「あんこ椿」さんが母体で、発酵食品について学んだり、作ったりしています。発酵食品は体にいいけれど何がどう発酵するのかわからない人も多いです。まずは大人が学んで、子どもたちに発酵食品の良さを伝えていければと思います。
その他に文化研究会として、日本の伝統文化の一つである着物のことや着付けを勉強しています。自分で着れないと子供に着せてあげることはできないので、日本の文化の一つとして子どもたちに伝えていけるように楽しんで学んでいます。2か月に一度のメルマガも担当しています。
この他にも籍はおいてないですけど、手伝えることは手伝うスタンスの団体さんはいくつかあります。
Q 団体としていろんな活動をしていますが、個人での活動はありますか?
整理収納アドバイザー(1級)を持っていて、お仕事としてやっています。他にはおからこんにゃくマイスターとして料理教室やベジタリアン向けの講座を要望があればその都度、開催しています。
カラーセラピーとしての活動もあります。月に4日くらいパートにも出ていますよ。
Q 市民活動していて悩んだときはどうしていますか?
私何してるのかなって悩んだことはたくさんあります。悩んだときは、自分が尊敬できる人に聞いてもらっています。「今の気持ちはわかったけれど結局どうしたいの?その先どうしたいの?」って誰かに言ってもらえると原点回帰できるんですよ。「何がしたいの?」って聞かれると「何でこんなことしてるいるんだっけ。そうそう私はこういうことがしたいんだった!と。原点はやっぱり自分の子どもの幸せなんですよね」
Q はじめから相談できる人がいたんですか?
色々なことをやっていくうちにその活動の中で、尊敬できる人、こういう人になりたいと思う人が増えて、聞いてもらえる人もたくさんできました。日進は市民活動家が多く、尊敬できる人、情熱持ってやっている人がたくさんいます。こういう人になりたいと思う方と何人も知り合えて、その人たちに話を聞いてもらえるなんてラッキーでしょう?
Q 夜の学童保育をやりたいと聞いたんですが、そのビジョンを教えてください?
学童保育というよりは、夕方からのにぎわい交流館を利用して、中高生の学校帰りに立ち寄って、勉強していくような場所づくり?学習支援?学習場所支援?ができないかなという思いがあります。例えば、兄弟が多くて家で勉強しにくい環境にある子たちとかがにぎわいで勉強できると集中してできるんじゃないかな。場所を提供して、中高生が勉強していたら、大学生が教えてあげるよってなって、どんどん繋がりができてくような。にぎわいにいれば、自然と市民活動の情報が目についたり、入ってきたりするでしょ。中高生が活用してくれると新しい市民活動家の芽が出てきたり、活動の幅が広がるんじゃないかなという思いはあるんですけど・・・。
編集後記 : 「家事とかどうしてるんですか?」これはホントに多忙な樽見さんに同じ主婦としてとても聞いてみたかった質問です。「いやあ~手抜きですよぉ~。忙しい時にはご飯は家にあるもの、うどんとか、カレーとか。カレーが3日続いても夫と子供は文句を言わずに食べてくれるから助かります。でも2週連続で土日に活動が続くと、子どもが拗ねてしまったり、夫から家族の時間は取れないの?と言われたりします。来週は無理なので再来週は空けておきますみたいな感じで上手くいってる・・・かな?」と謙遜しながらも、樽見さんのお話には家族の協力に感謝の気持ちを垣間見ることができます。常にお子さんの幸せを考えられている、とてもパワフルで愛にあふれた素敵な樽見さん。お忙しい中、ご協力いただきまして本当にありがとうございました(石原)。