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特集☆自然派子育てサークルとこてく☆

自然の中に居るだけで楽しい。自分も楽しいし、まわりのお母さんも楽しい

<自然の中の子育て>

日進市香久山にある北高上緑地。そこでおさんぽする親子たちがいる。

一歩進んでは、どんぐりを拾ったり、落ちている素敵な赤い実を集めたり、枯葉を踏みしめたり……。ある子は紅葉を手にいっぱい持っていて、小さな折れた枝を何本も見つけた。「どうしようか?」笑顔で見守る母親の声に、彼女は紅葉を置いて枝を手元に持っておくことに決めた。

森の中ではシャシャンボの木に出会った。すぐに子どもたちは、バランスを取りながらしなやかな細い木に登り、「食べてごらん、美味しいよ」と得意げに笑っていた。自然の中で自由に遊ぶ子どもたちと、それを見守るお母さんたちがいる。これが「自然派子育てサークルとこてく」のおさんぽ風景である。代表の津田あさ子さんは、みんなのお母さんのように彼らを見守っている。

「最初は、森を散歩しましょうっていう、ただそれだけをやりたかった」

とこてくの活動が始まったのは7年ほど前、きっかけは次男を健康に育てたいという思いからだった。

健康になるには歩く・外で遊ぶ。日進に来る前に他地域で森のようちえんでの親子組の体験もあり、定期的に自然の場に行きたいと思っていた。とこてくの活動が始まったのは、北高上緑地が一般公開された年だった。

「すごく素敵な森だなぁ、その森に自由に入れるんだってなって、ここを利用しない手は無いと思った」

 

<日進には守られた自然がある>

とこてくの活動で森に入ると参加者から必ずと言っていいほど聞くセリフがあるという。

「日進にこんないいところがあったんだ」「こんなところ知らなかった」

津田さんは活動を通して、普段から森に入ってちゃんと楽しんでいる姿を、お世話してくださる方たちにも見てもらいたいという。

「日進にはいくつもの環境を守る団体が活動して下さっている」と、津田さんは呟く。北高上緑地は「日進里山リーダー会」という市民活動団体が、森の手入れや駐車場の管理などもしている。

「今ある自然を守ることによってこれからも住みやすいまちになるし、自分の故郷っていうのは残ってほしい。大人になったときに故郷がものすごく様変わりしてしまったら寂しい」

里山を利用したイベントや活動に参加することで、日進の魅力的な自然を感じ、その大切さにも気づくことができるのではないだろうか。

 

<原体験の大切さ>

津田さん自身は森の中で育ったわけではない。

しかし、子どもの原体験の中にはやっぱり自然体験があったほうがいいという。彼女の心には、通学路にムラサキツユクサが咲いていたりとか、庭の椿の木に登って遊んだとか、そんなちょっとした自然とつながる体験が残っていて、いつまでも消えない。

「自然との関わりを持つには、豊かな自然が残っていて欲しい。またそれがあることによって、子どもが育った時にこんな楽しいことしたな、なくなって欲しくないなと思うことによって、何かちょっと行動を起こしたり思いを持ってもらえるかな」

そうした原体験を生み出す自然も、意識して残さないとなくなってしまうことに気付いた。

子どもたちの未来に思いを馳せたときに、まずは楽しんで原体験を残してもらうことが、自分たちができることを考えるきっかけにもつながっていく。

春には北高上緑地でコバノミツバツツジが咲く。それを見る親子たちから「わぁー!夢みたい!」と、声が上がる。津田さんの好きな瞬間の一つだという。

秋には木に登り、木の実をつまんで食べてみる。冬には、自分たちで集めた落ち葉で焚き火・焼き芋など、それぞれの季節を感じる活動がある。活動ではわざわざ楽しませるしかけをしないというが、提供した場や自然がそのまま一番のしかけとなり感動を生み出す。感動はきっと心の中で原体験となるのだろう。

 

<自然の中の子どもと大人>

たいていの子どもは森に来ると喜び、お母さんも開放的になるという。しかし参加しても泣き止まない子が毎年1人か2人はいる。4月には車から降りられなかったり、お母さんの抱っこからずっと離れなかったり、泣き止まずに連れ帰ったり・・・。でも夏くらいになると「とこてくいつなの?」と楽しみにしたり、落ち葉で自分の世界いっぱいに遊んだり、他の子と仲良く遊んでいたりする。お母さんも辛くて涙を浮かべていた時もあった当初とはうって変わり「私、楽しいです」と笑顔で子どもを見守っている。

津田さんは、参加する親子に対して深い思いを抱いている。

それはお母さんと子どもがちゃんと関わってほしいということ。

お母さんと子どもが自然の中で向き合い楽しむ、他のお母さんと自分でつながりを持ってもらって楽しむ。場を提供して自然の中で楽しんでもらっているだけと津田さん。

「森に入って自然の中で周りの親子と触れ合うことによって、すごく変わった、楽しかった、って言ってくれる人がたくさんいるんです」

参加者である親子の変化を見るのが、モチベーションに繋がっているようだ。

 

<火と仲良くなるということ>

日進市でこの3年開催された「ぐるぐるにっしんまちミル博覧会」では、「森のようちえん・森のがっこう」などの少し年齢層を広げたイベントも開催。いずれも親子が自然に親しむことができるもので、毎年人気だ。

火でおいしいものが作れるということを体感してもらいたいということで、冬には日進の東にあるのんびり村で焚き火をする。

燃えている火を見る機会が減っている現代だが、火を使ったり近くにいることだけでも火の怖さも凄さも体感できる。「落ちている木を燃やせばお湯が沸くし、お味噌汁ができる、そういうことを体感してもらいたい。それでできたお味噌汁はすごく美味しい。食べるっていうところまでするとすごく残る」

体感していくことで火と仲良くなっていくという。

「火が起こせるというのは,ある意味パズルみたいなものだから学校の勉強と同じぐらい大切。例えば大災害が起きやライフラインが止まったときなどでも葉っぱだったら乾いてないと燃えないと言ったような知識ををサバイバル的に持っていて、火を起こせる技術があると究極的には死なずに済む」

火と仲良くなることを伝えるのに、飯ごうでご飯を炊くというような小学生向けのイベントもいずれはやりたいなと津田さん。

 

津田さんの「自然派」な子育ては自然な生き方だと感じた。

楽しいことをしているから「楽」。楽しいから頑張ってみるし、やれることしか残ってない。

だからこそ無理なく持続可能な生活や活動を続けていけると言える。

 

自然の中の子どもたちは、五感いっぱい自然に触れ合うことで様々な感覚や知識を吸収していると感じた。与えられたおもちゃではなく、落ち葉や木の実を使って自分たちで見つけ出して触れることで、のびのびと遊び、自由な発想や主体的に生きる姿勢が、育まれていると感じた。

ぜひ、北高上緑地を始めとした日進の素敵な自然に足を運んでみてほしい。そこでは自分と自然がつながっているという感覚が感じられるし、きっとこのまま残していきたいと思える体験ができるだろう。

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