『にぎわいNEWS vol.16』 特集『演じることには大切なことを伝える力、世界を広げる力があります』はいかがでしたでしょうか?まだの方はぜひご覧ください。
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にぎわいNEWSでは紙面の都合上、掲載できなかった劇団三文芝居のオリジナル7作品をご紹介します。二郎さんの物語の世界を日進市在住のイラストレーター、ニシハマカオリさんのイラストと共にぜひお楽しみください。
制作は劇団三文芝居(Sun Moon Theatre)です。
①~⑤はモリコロ基金助成事業で、⑥~⑦は平成29年度日進市提案型協働事業にて制作しています。
まもなくお月見どろぼうというある日、小学校の放課中に突然やってきた謎の男が、泥棒の特別授業を始めます。それは誰もが持っている 宝を奪う方法の伝授でした。
この「秘伝の書」は演じるのに少し練習が必要かもしれません。通常、紙芝居は1枚ずつ抜いていき、物語が進むものですが、3場面程、抜いた絵がまた後で戻すしくみになっています。観る側との対話型の作りになっているので、先生になって質問を投げかけてみてください。そこにはその場でしかできないあなただけの特別授業が・・・
②「お月見どろぼうのきつね」
日進市に伝わる賢いキツネと小僧のユーモアある昔話“きゅうてんときつね”の続編を作話したもの。日進の初秋の風物詩となっているお月見どろぼうにまつわるお話です。
物語の中に登場する庄屋邸の蔵やクド、板間や茅葺屋根などは、旧市川家住宅を模したものです。旧市川家住宅の様子がわかると、楽しさ・おもしろさ倍増。ぜひぜひ紙芝居を読む前や後に旧市川家住宅を訪れてみてください。今年の十五夜は昔に思いを馳せて、月夜の晩に市内を駆けまわる子どもたちの姿を良く観察してみてください。お月見どろぼうの子供たちの数があれ?多くない?ふっ増えてない?もしかするとしっぽが・・・・・・
同じ満月の日に生まれた盲の月美と晴眼の日出夫。見えないことで“察する”能力の発達した月美に、なんら障害なく接する日出夫は、月美をお月見どろぼうに誘います。
眼の見えない月美が子どもたちだけでお月見どろぼうに出かけることへの不安やふつうの子どもたちと同じような体験をさせてあげたいという大人の心情と目の見えない障害や壁を感じていない子どもの純粋さとが交差して、互いの立場でたくさんのことを考えさせられます。はたして子どもたちだけでお月見どろぼうに行けるのでしょうか?
第二幕はお月美どろぼうをする様子が盲の月美“目線”で描かれています。抽象的に描かれた絵の中に、次第に心が“見えて”きます。目の不自由な状況を疑似的に想像体験して、月美の“察する”能力を知ることができます。個性を認め合うことで大きく広がる子どもの世界を描いた作品です。日出夫と月美、陽次、照4人の壁のない世界とお月見どろぼうのクライマックス「よろづや」さんの粋な計らい・・・ラストはほっこり、軽やかな優しい気持ちに、地域で子どもたちを育む大切さを感じ取ることができます。
天白川と日進市に残る最古の建築物“天地社”を舞台に、生きるものがお互いにあこがれ、「あんな風になれたらいいな。次、生まれ変わる時はああなりたい」と願います。そして生まれかわりながら、やがて自らの生を喜ぶさまが描かれています。自然風土への感謝という古来の信仰のありかたを伝える作品です。
⑥「銭形平五郎 振り込め詐欺の電話が来た!~すぐにコールセンターにお電話を!~」
タケさんとキクさんにオレオレ詐欺の電話がかかってきます。銭形平五郎親分と食いしん坊なハチのコンビの活躍で、振込みを未然に防ぐことはできるのでしょうか?
振り込め詐欺被害防止のために典型的なオレオレ詐欺電話の例を取り上げ、高齢者に馴染むように時代劇風の落語調語りで展開されています。コミカルな親しみやすい画で子どもと一緒に観ることで、家族で詐欺被害防止のための意識が高まる作品です。
最終場面で相談窓口である消費生活センターの電話番号を紹介しています。
みんなで語呂を覚えて、詐欺防止!
「0561-56-0039」「起こる以前にごろーにお電話サァくんねエ」
⑦「銭形平五郎 振り込め詐欺のハガキが来た!~すぐにコールセンターにお電話を!~」
モミジばあさんのところに架空請求ハガキが届きます。銭形平五郎親分と食いしん坊なハチのコンビの活躍で、振込みを未然に防ぐことはできるのでしょうか?
振り込め詐欺被害防止のために典型的な架空請求ハガキの例を取り上げ、高齢者に馴染むよう時代劇風の落語調語りで展開しています。コミカルな親しみやすい画で子どもと一緒に観ることで、家族で詐欺被害防止のための意識が高まる作品です。
最終場面では相談窓口である消費生活センターの電話番号を紹介しています。
みんなで語呂を覚えて、詐欺防止!
「0561-56-0039」「起こる以前にごろーにお電話サァくんねエ」